コーミー元FBI長官に3回目の刑事訴追 防衛情報を流出させたと米司法省

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サリーン・ハベシアン
アメリカの司法省は、かつて連邦捜査局(FBI)長官を務めたジェイムズ・コーミー氏を、国家防衛情報を流出させた疑いで訴追した。26日に公開された裁判文書から明らかになった。
司法省がコーミー元FBI長官の刑事訴追に踏み切ったのは3回目。同氏はドナルド・トランプ大統領を長年批判していることで知られる。
3ページにわたる裁判文書では、2件の罪状が挙げられているが、詳細はほとんど記されていない。コーミー氏の弁護士は別の裁判文書で、この事件は同氏がFBI長官だった2016年10月に米紙ニューヨーク・タイムズに機密情報を流したとされる件に、端を発しているとしている。
コーミー氏は26日、オンラインプラットフォーム「サブスタック」に投稿した動画で、あらゆる不正行為も否定。訴追は「とんでもない権力乱用」だと批判した。
コーミー氏は、「司法省のとんでもない(権力)乱用でなければ、ほとんど笑い話で済むことだ。しかし私たちは、こうした事態に無感覚になってはいけない」と主張。
「私は何も変わっていない。無実のままだ。これらの人々を相変わらず恐れていないし、連邦司法の独立をいまも信じている」と述べた。
コーミー氏の弁護士のパトリック・フィッツジェラルド氏は声明で、司法省が今回の訴追で取り上げた、トランプ政権1期目の10年前に機密情報がニューヨーク・タイムズに流出したとされる件について、検察の2チームが捜査したと説明。「そのどちらでも、誰も起訴すべきではないと、政府は判断した」とした。
そして、裁判所に提出された文書は「犯していない罪で、コーミー氏を訴追しようとしている」とした。
コーミー氏は今回、検事が直接提出する「犯罪情報」と呼ばれる公式文書によって首都ワシントンで訴追された。
これは、刑事事件の起訴とは異なる。起訴は、宣誓した市民らからなる大陪審が十分な証拠があるかを審査し、承認する必要がある。
コーミー氏はトランプ政権の1期目、ロシアが2016年大統領選挙に干渉した疑惑に関する捜査をFBIが開始した後に解任された。
以来、トランプ氏は繰り返し、コーミー氏の訴追を求めてきた。
コーミー氏が最初に起訴されたのは、2025年9月だった。議会で虚偽の証言をし、議事を妨害した罪で、連邦大陪審が起訴した。
コーミー氏は翌月、無罪を主張し、同年11月に公訴棄却となった。
今年4月には、コーミー氏がソーシャルメディアで短時間共有した画像がトランプ氏の生命を脅かしたとして起訴され、当局に出頭した。
この事件では、浜辺の貝殻が「86 47」と読めるように並べてある写真を、コーミー氏が2025年にインスタグラムに投稿したことが問題となった。
「86」は俗語で「取り除く」という意味があることから、検察はこの投稿が第47代大統領のトランプ氏に対する暴力を助長するものだと主張した。
コーミー氏は、一切の不正行為を否定し、自分は数字の意味を知らなかったとした。同時に、訴追は政治的な動機によるものだと非難した。この事件の裁判は現在も続いている。
















