【米中間選挙2026】 投開票進む 注目の上院、ノースカロライナで民主党が議席奪う

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アメリカで3日、中間選挙の投票があった。夜を迎えた州から順次、投票が締め切られ、開票が進められている。ドナルド・トランプ政権2期目の2年間に対する評価を下す選挙とされ、景気、生活費の上昇、中東での戦争などについて、有権者が票を投じた。米メディアなどによると、連邦議会の下院は野党・民主党が主導権を奪い返す情勢。上院はトランプ氏率いる共和党が接戦州で議席を守って過半数を維持できるかが焦点となっている。ノースカロライナ州の上院選では、民主党候補が共和党候補の議席を奪うことが確実になったと報じられている。

多くの州で知事選なども実施されたが、注目されるのは連邦議会の勢力図の変化だ。選挙前は、上院(定数100)、下院(同435)の両方で共和党が主導権を握り、トランプ大統領の政策を推進してきた。今回の選挙では、下院で全議席、上院で35議席が改選となった。

上院は、投票日前日の時点で、正確性に定評のある米選挙分析機関「クック・ポリティカル・リポート」が6州(アラスカ、アイオワ、カンザス、メイン、オハイオ、テキサス)を「接戦」としていた。すべて、現職は共和党で、この6州を共和・民主のどちらが取るかで、上院の過半数(51議席以上)の行方が決まる。50議席ずつの場合は、上院議長を兼ねる副大統領を擁する共和党が主導権を握ることになる。

ミシガン州も「接戦」とされていたが、直前になって「民主寄り」に評価が変わった。民主党の新人アブドゥル・エル=サイード氏が、引退する同党議員の議席を引き継ぎ、イスラム教徒初の上院議員になると予想されている。

BBCが提携する米CBSニュースは3日夜(日本時間4日朝)、イリノイ、マサチューセッツ、ロードアイランド、ニュージャージー、ヴァージニア、ジョージア、デラウェア、ニューハンプシャー、ノースカロライナの各州で、民主党候補が当選確実だと報じた。一方、フロリダ州については共和党候補の当確を伝えた。

ノースカロライナ州の民主党候補のロイ・クーパー氏は、共和党が保有していた議席を奪った。

一方、下院は、クック・ポリティカル・リポートなどが、民主党による過半数(218議席以上)の獲得を予想している。

3日夜、開票が進むにつれ、米メディアが各選挙区で次々と当選確実を報じている。東部時間午後9時45分(日本時間4日午前11時45分)の時点で、民主党が92議席、共和党が50議席を得る状況とされる。

郵便投票の集計もあるため、投票結果の確定には数日以上かかる選挙区もある。

今回の連邦議会選挙で民主党が勝利すれば、トランプ氏が成立を狙うあらゆる法案を阻止する可能性がある。

ただ、トランプ氏がそのことで悩まされる可能性は低い。これまでも可能な限り、議会を通さず、大統領令によって自らの政策を進めてきたからだ。

トランプ氏にとってより心配なのは、民主党が下院の支配権を握り、各種の調査に着手することだ。閣僚の弾劾に向けて民主党が動く可能性もある。その場合、イランとの戦争を推進してきたピート・ヘグセス国防長官らが対象にされるのではないかとみられている。