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【米中間選挙2026】 共和党のコリンズ上院議員が敗れる、約30年のベテラン
3日に投開票されたアメリカの中間選挙で、メイン州選出の在任30年の共和党上院議員スーザン・コリンズ氏(73)が敗れた。コリンズ氏は共和党の穏健派として知られ、今回の選挙戦ではドナルド・トランプ大統領から距離を置こうとしていた。
当選確実となった民主党候補のトロイ・ジャクソン氏(58)は元林業従事者で、労働者の権利を訴えた。コリンズ氏に対しては、繰り返し大統領からの圧力に屈してきたと非難した。また、移民税関捜査局(ICE)の廃止を求めるなど、進歩的な政策を掲げた。
民主党は予備選でいったん元海兵隊員のグレアム・プラトナー氏を上院候補に選んだ。だが、女性から性的暴行で非難されるなど、同氏をめぐってはさまざまなスキャンダルが相次いで表面化。同氏は疑惑を否定しつつも、選挙から撤退した。代わりに党候補となったのがジャクソン氏だった。
メイン州では1992年以来、大統領選では一貫して民主党候補が勝ってきた。その州で、共和党のコリンズ氏は1996年に初当選して以来、上院の議席を維持してきた。
だが今回の選挙では、コリンズ氏は民主党候補に敗れた。民主党はテキサス、ミシガン、サウスカロライナなど各州でも勝利し、上院を奪還した。下院でも、民主党が過半数を取り返した。
コリンズ氏は時にトランプ氏との関係で綱渡りのような立場を取った。歴史的に民主党を支持してきた州で、共和党穏健派として、トランプ氏の政策をしばしば批判した。そのため、物議を醸す法案審議において、どちらに転ぶか分からない「キャスティングボート」を握り得る共和党議員だと見られていた。
2021年1月6日の連邦議会襲撃事件の後には、トランプ氏の2度目の弾劾裁判で有罪票を投じた。トランプ氏が2025年7月に議会に提出した大型減税・歳出法案「一つの大きく美しい法案」にも反対票を投じた。この法案は結局、可決された。
コリンズ氏はさらに、医療費負担適正化法の廃止に反対票を投じ、一般にオバマケアと呼ばれるこの医療制度の存続に貢献した。
他方、若いころの性的暴行疑惑が問題視されたブレット・キャヴァノー最高裁判事の指名承認や、ワクチン懐疑派のロバート・ケネディ・ジュニア氏の保健長官の指名承認など、多くの重要な採決で大統領を支持した。
中間選挙の討論会で、ジャクソン氏はコリンズ氏をトランプ氏と結びつけ、各種の投票においてコリンズ氏がその立場を利用すれば、大統領の意向を左右できたはずだと主張した。
これに対しコリンズ氏は、連邦資金を全米の州やプログラムに配分する法案の作成を監督する上院歳出委員会の委員長という自分の立場を利用して、メイン州とその住民のために貢献してきたと主張した。