日本サッカー協会の田嶋名誉会長、FIFA会長選に立候補表明 インファンティーノ氏に対抗

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ローラ・スコット・スポーツニュース編集委員

日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三名誉会長(68)が5日、国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選挙に立候補する意向を表明した。現職のジャンニ・インファンティーノ会長に対抗する。

田嶋氏はFIFA評議会のメンバー。元日本代表選手で、U-19(19歳以下)日本代表などの監督も務めた。

田嶋氏は記者会見で、「誠実で、健全で、そして高潔性のあるもの」を世界に発信する必要があると主張。「サッカーのより良い未来に貢献」したいと述べた。

現在3期目のインファンティーノ会長は、ワールドカップ(W杯)の株式を個人投資家に売却する計画が明らかになって以来、厳しい目が向けられている。

このFIFAフォワード・エンタープライズ(FFE)構想は、世界のサッカー界から強い反発を受け、7月末に撤回された。

会長選は今月18日に立候補が締め切られる。

インファンティーノ氏は、FFEをめぐる騒動で評価が大きく傷ついたものの、ここ数カ月で支持を固めている。

先月のBBCスポーツの取材では、会長4期目を目指すにあたり、世界のサッカー界の「圧倒的多数」からの後押しを感じていると、インファンティーノ氏は述べている。

この発言の前には、アジアサッカー連盟が、シェイク・サルマン会長の方針転換を受け、インファンティーノ氏を「全面的に支持」すると表明した。

来年3月のFIFA会長選をめぐっては、元スイス代表で、英プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーでDFとしてプレーしたラモン・ヴェガ氏が、10月に立候補を表明。現職以外で、立候補の意思を示した最初の人物となった。

今回、日本サッカー協会の支持を受けた田嶋氏が対立候補として浮上したことで、インファンティーノ氏の支持基盤の強さが試されることになる。

立候補にはFIFA加盟5協会からの支持が必要。すべての候補者と同様、田嶋氏もこの要件を満たさなくてはならない。

「強い覚悟をもって挑戦」

田嶋氏は立候補の意向を表明した記者会見で、「日本サッカーがこれまで大切にし、築き上げてきた誠実で、健全で、そして高潔性のあるものを、世界のサッカー界にしっかり発信していくことが重要だと考えている」と述べた。

そして、「その理念を世界に伝え、サッカーのより良い未来に貢献するため、FIFA会長選挙への出馬を決意した」と続けた。

さらに、「これまで培ってきた経験を生かし、世界のサッカーのさらなる発展に貢献できるよう、強い覚悟をもってこの挑戦に臨んでいく」と決意を述べた。

日本サッカー協会の宮本恒靖会長は、田嶋氏の立候補の意向表明について、「経験と知見を生かし、世界のサッカーのさらなる発展に貢献しようとする大きな挑戦」だと述べた。また、「日本サッカーが大切にしてきた理念や姿勢を世界に示す機会にもなる」との考えを示した。